快晴の気持ち良いお天気の中naocあおぞらきっず初めてのチャリ旅が開催できました。
あおぞらきっずの中でも特に人気のプログラム中の一つが自分の力で自転車を漕いで街を冒険していく「チャリ旅」。
距離が長いものだと100㎞を越えるものや、2泊3日ずっと自転車を漕ぎっぱなしのものもあるのですが、今回は参加者全員が初めて。清原工業団地のテクノ桜公園から宇都宮城址公園を目指す12㎞のチャリ旅です。
「どんなお友だちがいるのかな?」、「ちゃんと完走できるのかな?」ドキドキ、ワクワクのちょっと緊張した顔が朝の集合時間に見られました。
チャリ旅を開催する時は必ず出発前に安全についての説明を行います。ブレーキのかけ方、信号待ちの順番、追い越し禁止など。大人数で道路を走るためスタッフは子どもたちの安全に配慮していますが、自転車を漕ぐ本人たちにも自分の安全に意識が向くように説明をしています。
スタートして下り坂、上り坂を越えると見えてくるのが鬼怒川。川にかかる長い橋を通っていると、「ここ車で来たことある!」、「自転車で通るのは初めて!」子どもたちにとってはいつも車で通る景色とは違って見えたことでしょう。
初めて会った友達でもチャリ旅を通じて一緒に自転車を漕いでいるとぐっと距離が縮まり仲良しの仲間になりました。
「小学校どこなの?何年生?」「何て呼べばいいかな?」休憩時間のたびにお互いに質問タイム。会話がはずむとチャリ旅もさらに楽しくなります。
中には小学校も学年も一緒で隣のクラスだけど話をしたのは今日は初めてなんて子も。チャリ旅をきっかけに新しい友達の輪が広がっていくのは素敵ですね。
宇都宮の街中に入ると「ここぼくのの家だ!」、「あのお店行ったことがある。」自分たちの知っている地元に戻ってきたようで嬉しそうに案内をしています。
地元の人たちから「ガンバレー!!」と応援メッセージをもらうのが嬉しくて自分から「こんにちは!」と自分から挨拶していました。車だと通りすぎてしまう人たちと関わる時間が出来るのは自転車の楽しさの一つかもしれません。
田川に寄って最後の休憩。その予定だったのですが、あまりの暑さに水遊びを始めるきっず達。「冷たくて気持ちいい!」「そこに虫がいるよ。魚も見えた。」虫をみんなで観察していると「これはヒゲナガカワトビケラだね。」と普段から水生昆虫好きの子による生き物解説が始まりました。「家に持って帰って育てよう。」大事に袋に入れて持って帰りました。
チャリ旅中もゴールした時も「もっとスピード早くして!」、「全然疲れていないからもっと長くてもいいよ。30㎞くらい!」と、体力のある子ども達はまだまだ余裕がある様子。あおぞらきっずのチャリ旅は宇都宮から東京や海まで行く長距離のものもあります。
新しいこと、やってみたいことにnaocあおぞらきっずでどんどんチャレンジしていこう。
森のようちえん
森のようちえん 新年度スタート!
森のようちえん今年度も始まりました。つい先日までの朝の寒さもひと段落して暖かいお日様の下での活動に子ども達も足取り軽く、到着してすぐに「今日は暑いから川に入ろうね!」「魚も捕まえなくちゃ」と前もって今日の予定を立ててきたようです。
足元はすでに長靴!!右手には網、左手には水槽!! まるで夏休みのような格好でやってきました。
やりたいことを決めて、必要なものを持って来る。自分で考えて行動が出来る子どもたちの成長に感心しました。
ベテラン組の一方で初めて森のようちえん来た子はあたりを見ながらキョロキョロ。お母さんとバイバイする時はちょっぴり寂しそうでしたが、遊び始めると「もっとあそぼーよ!」と寂しさなんか忘れて夢中で遊んでいました。
森にあるものは何でもおもちゃにしてしまう子どもたちは遊びの天才!丸太があればボール代わりにサッカー。切り倒した竹を集めてベットの代わりに、丸太と竹を合わせればシーソーの完成!!
みんなで一つの遊びが出来るとぐっと仲良しに。「もっと面白いところがあるよ。ヤギ見せてあげる!」とベテランの子どもたちは初めての子どもたちの手を引いて案内が始まります。
みんな大好きヤギのモモちゃんも春になると食べられる葉っぱが増えるので食欲旺盛。子どもたちが持ってきた葉っぱはあっという間に完食。「ヤギに触ったの初めて!」「また遊びに来るねー。バイバーイ。」
帰り際に「メェェーーー!!」と聞こえると「モモちゃんが呼んでる。行ってくる!」とまた駆け寄って葉っぱをあげてを繰り返していました。
朝一番で絶対行こうと話ていた川遊び。小川までついてみると魚の姿が見えない。水が冷たくてまだ動き出していないのかな?と心配をよそに「良く見て!ここに隠れているよ。」と川べりの水草のあたりをガサゴソ。見事にお目当ての魚をゲット!更にはエビまで見つけて大興奮。
いつもの遊びの中で経験を活かして、生き物の習性を知って、自分で工夫して遊ぶ。子どもたちは夢中になってただ遊んでいるように見えますが、頭も心もフル回転!!森のようちえんでたくさん遊んで経験してステキな力を身につけてね。
森のマーケットにて森のようちえんの追加受付をいたします
今週末は森のようちえんの開催地でもある宇都宮市長岡町にて、森のマーケットを開催します。
ヤギのももちゃんとの触れ合いや、竹のアスレチック、美味しい食べ物に、たくさんのワークショップがあります。あおぞらきっずでは、長岡の森の整備の際に出た間伐材で木のキーホルダーが作れますよ♪皆様、遊べる格好で遊びに来てくださいね♪
さて、3月1日より受付を開始しました2017年度森のようちえん(全12回)では、たくさんのご予約をいただきました。ありがとうございます。
既に定員に達しキャンセル待ちとなってしまっている日が出ておりますので、追加開催をすることに決定いたしました!
3月26日の森のマーケット会場にて受付を開始いたします。(メールでの受付も行っておりますが、26日夕方以降の確認となりますことをご了承ください。)
森のようちえんのご参加をご検討の方は、ぜひこのフィールドへ遊びに来てください♪
よくある質問のひとつに「子ども一人で参加できるか心配です」と、ご相談を受けることがございます。今回の森のマーケットで「楽しかった」の思い出を持ち帰っていただければ、きっと森のようちえんのご参加時には「あぁ!ここはこの前遊んだ場所だ!」と最初の一歩も踏み出しやすくなるはず!?
26日、皆様のお越しをお待ちしております!
追加開催日の詳細はこちらをご覧ください。
遊びの達人 遊び道具は自然物
今年度最終回の「森のようちえん」では、里山の整備後の副産物でめいいっぱい遊ばせてもらいました。
先月までは静かだった「ケヤキ林」に突如現れた大きな竹のアスレチックは存在感大!で、すぐに子ども達の目に留まりました。アスレチックを作っていた大人たちが楽しめちゃうくらいだったので、園児には少しハードルが高いかな…?と少しだけ心配して見守っていたのですが…
竹の一本橋は、難しいなりに体のバランスを取って渡ろうと何度も挑戦したり、竹に抱きついて擦り寄せ移動するといった工夫をしてみたり…そのうち遊び方のバリエーションも増えて「豚の丸焼き」になってぶら下がってみたり、鉄棒(竹棒?)をしたり…思い思いに楽しむ子どもたち。
やっぱり心配は不要!「少し難しいくらいが丁度良い!」のですね。
そして、既成アスレチックでの遊びに一通り満足すると、いろんな遊びが繰り広げられました。
杉の丸太での立ちサーカス、薄っぺら丸太のコロコロレース、丸太ブーメランでの丸太崩し、Y字の枝で落ち葉集めに栗拾い…。
そして、先日切り倒した栗の木の橋を渡った先には伐採した大量の竹が転がっていて、これにもまた大興奮!
「ねぇ、家を作ろう!」「良いね!」「まず柱を立てよう!」
気合いいたっぷりで始まったのですが、土の上に柱を立てることはなかなか難しく、栗の木に立てかけることに。重い竹を一人で、二人で、三人で…「重いー!手伝ってー!」どんどん仲間が集まり、なんだかんだで全員で共同作業。立派な秘密基地が完成しました。
今日のお昼ご飯は、もちろんこの秘密基地!中心になって一生懸命頑張っていた男の子のやりきった嬉しそうな顔と言ったら!
時々遊びに来た子から、年間を通して遊びに来た子どもたち…
年少の頃から来ていて、来年度は小学生ということで卒園していく子もいたりします。
「今日は何をして遊ぶの?」「ここ、何にもないじゃん!!」「つまんない…」「早く帰りたい…」
園庭や公園のアスレチック、おもちゃにゲーム機器…遊び方がある程度決まっている遊具に慣れた子どもたちは、初めてここへ来ると少なからずこんな言葉を発していた頃がありました。
それが遠い昔のことのよう…里山にある、あちこちの自然物を遊び道具にし、めいいっぱい楽しむ子どもたちは、まさに「遊びの達人」です!
来年度の森のようちえんでは、年中児だった子は「大先輩」となり年少児・3歳児は「中先輩」となります。別れと出会いの季節。来年は「初めまして」の友だちと、どんな「森のようちえん」が繰り広げられるのか、楽しみです♪
時代が変われば遊びも変わる 森のようちえん
ぽかぽかと太陽の暖かさに包まれながらの森のようちえん2月。
川の周りの氷や霜柱は1月ほどではなかったけれど、遊ぶには十分!
氷とか霜柱ってこの時期ならではなので、やっぱり盛り上がりますね。
今回も冬の川遊びに焚き火ランチ。
前回同様、何度も繰り返される霜柱と氷の川流しレースは前回と同じようで同じじゃない。
流される氷を追い歩き、途中草に引っかかっては立ち止まり、流れから外れては立ち止まり、様子をじっくりと眺める男の子。
「氷流れないね?」上流に遡っていく氷を一緒に見ながら私が言うと、「分かった!あの、流れているところ(瀬。川の流れの中心)に行かなから(下流に)流れていかないんだよ!」「ほら、だってここ流れがないじゃん!」って。あー。ちゃんと「どうして」を考えている。そして、ちゃんと気付いた。
また別の場面では、別の子たちが石畳に座り込んでじーーっと川の中を覗きこむこと数分。いや、数十分。
二人してそんなに多くの言葉も発さず、長い時間何をしているの?
実は、ひっくり返したカワニナ(縦長の巻貝。ホタルの大好物。)が川の中で体をゆっくりゆっくり体を出していく様子を、辛抱強くじっくりと観察していたのです。なにを感じ、何を考えていたのかな?
同じことをしているようでも、じっとしているようでも五感はフル回転!
いろんなことを感じ、いろんなことを考えて自然と学んでいるようです。
ところで、今日はあおぞらきっず初の「だるまさんがころんだ」をやったのですが、これまたびっくり!
怪しいルールで覚えている(?)男の子と、ルールも全く分からない男の子たちと、昭和のルールしか知らないスタッフたちが集まってスタート!
さて、どんなことが起こったか?
「だーるーまーさんがー転んだっ!」
鬼に向かって走る子どもたちがピタッと止まる。ここまでは分かる。でも、そのあと誰も動かないと判断すると、なんと鬼がみんなの元へ。目の前で顔を覗き込んだり、脇腹をこちょこちょとしたり…。くすぐったくて動いちゃうと、「はい!動いたー!」となって、捕虜に。
え?何これ!?こんなことされたら、動いちゃうでしょ!?と昭和女子は反論するも、他の子たちは従順で。なるほど、ルールをよく知らない彼らにしてみればこれが「だるまさんが転んだ」になるのかと。
遊びを伝承した人が間違った覚え方をしていると、それが「新・だるまさんが転んだ」として次の代へ受け継がれていく訳で…きっと、こうやって「お寺の和尚さん」とかも変わっていったのかなぁーと考える。それは面白半分の替え歌が、いつの間にかメジャーになっていったのかもだけど。
そう。だから、先に書いた「怪しいルール」とか「間違い」と取るのは昔の遊び方を知ってる人の判断で、もしかするとそれは「進化」なのかもしれない。
ふとそう思った時に、もしかしたら今は彼が教えたルールがメジャーなのか?と思って調べていたら、更なる衝撃の事実が!
まぁ、どうしてこう進化していったのかは、なんとなく察しがつきますね。笑
皆さんは、「だるまさんの1日」知ってましたか?
「だるまさんの1日」→ここをチェック!
いろんな発見と喜びを 森のようちえん
今年最後の森のようちえん、前半の活動場所はけやき広場。
11月にはまだしぶとく残っていた柿もケヤキの葉っぱも落ちて、すっかり冬模様。木々の間からは空の青が顔を覗かせ、今までよりも明るく感じられるようになってきました。
けやき広場は遊べる範囲が広いため子ども達の遊びも分散し、竹の棒で遊ぶ子、落ち葉で遊ぶ子、森の中を駆け回って遊ぶ子、特定の実を拾って遊ぶ子などなど…。「龍のひげ見つけたー!」「ここ飛ぶから見ててー!」「きのこがあったー!これ食べられるかなー?」。何か発見をしては、それを共有したくて「こっち来てー!」「これ見てー!」の声が、あちこちから響きます。
葉っぱが落ちたことで、木の上になっていたカラスウリに、ようやく気付いたようです。自分よりも高い場所にあるカラスウリを取るために自分よりも長い竹の棒を持ってきて叩き落とす子どもたち。なかなか落ちなくて、叩いて振り落として…上手く当たって落ちると、「落ちたー!」「あれ、何処だ?」「あったあったー!」と、ひと盛り上がり。
そして、黒っぽい小さな実も発見し、手に取ると中から鮮やかな紫色が!
「ねぇ!見て!山葡萄みたいに紫色ー!」「本当だ!」と色遊びが始まったので、久々に教材セットの中から半紙を引っ張り出してきました。
実をそのまま使ってスタンプをしたり、色水を作ってお絵描きをしたり。
色水は濃い紫色の割に意外と色の付きが薄く、もっともっと!と実を摘んで足していき、子どもたちの手はあっという間に妖怪のように!
そして、潰れた実を見て、「一つの実に一つの種かと思っていたら、たくさん入っていた!」と、びっくり情報を伝えてくれました。
なるほど。私も去年、初めて自分でパパイヤを割ったときには想像と違ってびっくりしたな。
大人になればなるほど新しい発見も減って小さな発見も発見とも思わなくなっていきがちだけれど、こういう発見や喜びって、いつまでも大切にしていきたいな〜と改めて感じたのでした。
そして、乾かして他の遊びをして帰る頃には、大きな発見がもう一つ!
なんと、色水で遊んだ半紙が乾いて綺麗な水色に仕上がっていたのです!
薄紫色の液体だったのに、どうして水色になったんだろう?とっても不思議!
今年の森のようちえんは、最後まで天気に恵まれカッパを着て活動をしたり寒い思いをしたりすることもなく過ごしましたが、次回は1月。いよいよ本格的な寒さが待ち受けています。
焚き火の季節も、もう直ぐですね。
実はヒヤヒヤする時だってある 森のようちえん
11月の森のようちえんは、ソーシャルファームの畑道をのんびりお散歩しながら、ももちゃん広場(ヤギ小屋)へ。
畑で不思議な葉っぱを見つけて「なんだろう??」って見ていると、男の子がすぐに「アスパラだよ!」って。「えー!本当に!?アスパラ要素全くなさそうだけど…」と、よく見ると茎部分がアスパラで、こんな風になるんだ!って、みんなでびっくり!近所でアスパラ栽培をしているようで、男の子は、ほらね!と自信たっぷりの笑顔。柿の木の前では、鳥たちがつまんで落とした柿から種がこぼれ落ちていて「これ植えたら家で柿がたくさん食べられるね」と、みんな夢中で拾い集めた。
さて、広場で遊びのメインとなったのが、チャンバラごっこ。枝の山から1本手に取ると、男の子たちがすぐに反応。「戦いごっこしようよ!」と目を輝かせました。
枝選びから、武器作りまで自分で。いかにも太くて重そうな枝を持ってくる子もいれば、とにかく長い枝を持ってくる子もいて面白い!
でも、う〜ん…。
「折った部分が尖っていて危ないから、もう一度きれいに折ってごらん」
「これは枝が細く分かれすぎていて目に入ると危ないから、折ろう」
「長すぎるから、もう少し短くしてごらん」
などと、それぞれ持ってきた枝に助言をし、ちょっとずつ調整して、いざ合戦!
相手あってのチャンバラごっこも最初のうちは自分のペースだけで振り回したり、友だちが戦っている所へ混ざって枝があちこちに振り乱れ、ぶつかりそうになったり…。
「ちゃんと相手の棒を見るんだよ!」
時々枝が当たって「痛っ!!」なんてことも。当てちゃった方は、慌てて「ごめん…!」。やっちゃった…と顔が強張り、一瞬、時が止まったかのように。でも、相手が大丈夫と分かると再開。
チャンバラごっこは見守るにも、ヒヤヒヤする。初めてだったり、まだ慣れてない子たちだったりすると、特に。でも、たった30分程度のチャンバラごっこでも、目の前の子どもたちは「痛い」と「ぶつけちゃった」を経験することで、遊び方を考えるようなる。
実際に、さっきまでよりも相手の動きをよく見て、呼吸を合わせて、繰り返しの打ち合いを楽しめるようになっているのが分かる。複数で遊んでいても、ちゃんと間を見て待ったり、相手が自分に気づいて体制が整ってから枝を振りかざしたりするように。
うん。チャンバラごっこも様になってきたぞ!
危ないから!と、全て禁止してしまうことは簡単だけど、学びもない。
だから、「枝先が目に入って怪我したら大変だ!」などの大きな事故に繋がりそうねリスクだけは、事前に排除。でも、子どもたちも理解しておく必要があることだから、マイナーチェンジは子どもたち自身でして、大人は最後の調整だけ。あとの手にぶつかった!なんだ!かんだ!は、遊びながら学んでいけばいい。
ゲームの中の戦いごっこでは決して知ることのできない本当の痛みは、実際に相手と関わってこそ知り得るもので、間の取り方だったり、加減だったりを遊びながら学んでいくのだと思う。
ノビルはあぜ道で「採る」ことができることを知った、森のようちえん
昨日の森のようちえんは、暑い夏のお休みから明けからの、久々の開催でした。
いつもの森は整備の為入れず、朝一の川もまだ気温が低かったからか気分じゃない様子だったので、今回は稲刈り後の広々とした田んぼにオレンジ色のコスモス、青い空が映えるあぜ道へお散歩に。
足元にはイナゴやオンブバッタ、カナヘビ、カエルが、空には蝶やトンボが飛んでいて、見つけるたびに追いかけ回して捕まえる子どもたち。
一直線に気持ちよく伸びるあぜ道を思いっきり走って競争したり、ふと見上げた空の雲の形に見入ったり。
一人の男の子が「あっ!鳥の形に似てる!」と目を丸くして驚くと、みんな一斉に空を見だして「あっ!こっちにはキリン!」「あっちは戦車!」想像が膨らみ始めて、ゆったりとした時間が流れます。
そんな感じで楽しんでいると、田んぼの奥にチラッと2人。
「何してるんだろう?」「よし行ってみよう!」となって、白い花の畑の方へ。
興味津々な子どもたちと「何してるんですか?」と声をかけると、蕎麦を刈っているんだと。
「この黒いのが蕎麦の実。籾殻を剥くと青い実(薄緑)が出てきて、さらにそれを破ると白い粉が現れる。
この粉が蕎麦になるんだよ」と、快く丁寧に教えてくれたおじさんに、興味のある子は「へー!」と興味深く覗き込む。蕎麦って、粉からできているんだね、不思議だね!
でも、そんなこんなの話を興味深く聞くのはほんの数人で、その他の子どもは川で生き物探し。それもそれでOK!ちょうど沢蟹を発見したようで盛り上がっていました。触りたいけど触れない!沢蟹を目の前にざわついているので、掴み方を教えると安心して「僕も!」「俺も!」。捕まえられた後の自信たっぷりの満面の笑みと言ったら!
さて、あぜ道にはノビルも生えていて、引っこ抜いて見せてみる。
「これ、食べられるんだよ。ノビル。」と教えると、これまた興味津々。
「欲しい!」「あっ!それ、お母さんが買いたいって言ってたやつだ!」
じゃぁ、自分で採ってごらん。
草をぎゅっと握り引っ張ると、プチっ!土を掘って引っこ抜こうとしても意外と土が固くて途中でプチっ!
ちゃんと奥まで掘らないと引っこ抜けず、なかなか難しい。
大切そうにぎゅっと握り占めて持ち帰る子の手から香りが漂って「ネギみたいな匂いがするー!」。
帰りにはちゃんとお母さんの元へ届けることができました。
「あぜ道で採ったんだよね」と話すと、「えー!?あぜ道(農産直売所の名前)行ってないでしょー。あぜ道で買ったんじゃないよ」と。なるほど!と、事情が分かる大人たちはにっこり。
ノビルは「あぜ道」でも買えるけれど、あぜ道に自生していて採れることを知った子どもたちでした。
森のようちえん「あおぞらきっず」では、いつも「今日は◯◯をして遊びます!」ってスケジュールはない。
天気いいからきっと川で遊びたいって言うだろうなーとか、今日ここでは遊べないからいつもとは違うところに行ってみようと思うんだー。と場所の提案程度。
だから、子どもたちはいつも自由。自分のしたいことで楽しんでいる。
遊ぶための遊具がなくても、遊べるんだよ。
今日も自然の中で思いっきり遊んで、いろんなものに触れて感じて…。
いろんなドキドキ、ワクワクを感じて、いろんなキラキラを持ち帰ることができたかな?
素敵な時間、いい時間。
これからどんどん寒い時期になっているけれど、子どもたちはどんな遊びを展開していくのかな?
楽しみです。
ノビルはあぜ道で「採る」ことができることを知った、森のようちえん
昨日の森のようちえんは、暑い夏のお休みから明けからの、久々の開催でした。
いつもの森は整備の為入れず、朝一の川もまだ気温が低かったからか気分じゃない様子だったので、今回は稲刈り後の広々とした田んぼにオレンジ色のコスモス、青い空が映えるあぜ道へお散歩に。
足元にはイナゴやオンブバッタ、カナヘビ、カエルが、空には蝶やトンボが飛んでいて、見つけるたびに追いかけ回して捕まえる子どもたち。
一直線に気持ちよく伸びるあぜ道を思いっきり走って競争したり、ふと見上げた空の雲の形に見入ったり。
一人の男の子が「あっ!鳥の形に似てる!」と目を丸くして驚くと、みんな一斉に空を見だして「あっ!こっちにはキリン!」「あっちは戦車!」想像が膨らみ始めて、ゆったりとした時間が流れます。
そんな感じで楽しんでいると、田んぼの奥にチラッと2人。
「何してるんだろう?」「よし行ってみよう!」となって、白い花の畑の方へ。
興味津々な子どもたちと「何してるんですか?」と声をかけると、蕎麦を刈っているんだと。
「この黒いのが蕎麦の実。籾殻を剥くと青い実(薄緑)が出てきて、さらにそれを破ると白い粉が現れる。
この粉が蕎麦になるんだよ」と、快く丁寧に教えてくれたおじさんに、興味のある子は「へー!」と興味深く覗き込む。蕎麦って、粉からできているんだね、不思議だね!
でも、そんなこんなの話を興味深く聞くのはほんの数人で、その他の子どもは川で生き物探し。それもそれでOK!ちょうど沢蟹を発見したようで盛り上がっていました。触りたいけど触れない!沢蟹を目の前にざわついているので、掴み方を教えると安心して「僕も!」「俺も!」。捕まえられた後の自信たっぷりの満面の笑みと言ったら!
さて、あぜ道にはノビルも生えていて、引っこ抜いて見せてみる。
「これ、食べられるんだよ。ノビル。」と教えると、これまた興味津々。
「欲しい!」「あっ!それ、お母さんが買いたいって言ってたやつだ!」
じゃぁ、自分で採ってごらん。
草をぎゅっと握り引っ張ると、プチっ!土を掘って引っこ抜こうとしても意外と土が固くて途中でプチっ!
ちゃんと奥まで掘らないと引っこ抜けず、なかなか難しい。
大切そうにぎゅっと握り占めて持ち帰る子の手から香りが漂って「ネギみたいな匂いがするー!」。
帰りにはちゃんとお母さんの元へ届けることができました。
「あぜ道で採ったんだよね」と話すと、「えー!?あぜ道(農産直売所の名前)行ってないでしょー。あぜ道で買ったんじゃないよ」と。なるほど!と、事情が分かる大人たちはにっこり。
ノビルは「あぜ道」でも買えるけれど、あぜ道に自生していて採れることを知った子どもたちでした。
森のようちえん「あおぞらきっず」では、いつも「今日は◯◯をして遊びます!」ってスケジュールはない。
天気いいからきっと川で遊びたいって言うだろうなーとか、今日ここでは遊べないからいつもとは違うところに行ってみようと思うんだー。と場所の提案程度。
だから、子どもたちはいつも自由。自分のしたいことで楽しんでいる。
遊ぶための遊具がなくても、遊べるんだよ。
今日も自然の中で思いっきり遊んで、いろんなものに触れて感じて…。
いろんなドキドキ、ワクワクを感じて、いろんなキラキラを持ち帰ることができたかな?
素敵な時間、いい時間。
これからどんどん寒い時期になっているけれど、子どもたちはどんな遊びを展開していくのかな?
楽しみです。
夏が来た 暑けりゃ川遊びも大胆に 森のようちえん
真夏日和だった今日の森のようちえんは、やっぱり川遊び!
前回悪戦苦闘だったザリガニ釣りのリベンジ戦から始まりましたが、今日は暑さのせいか?どうやら前回のようにスルメイカで「じっくりおびき寄せ作戦」よりも、「とったもん勝ち!の網捕獲」となりました。
そして、暑い!ともなると、やはり「釣り≪水遊び」のようで、いつもならザリガニや雑魚が獲れると「もっといけるぞ!」と闘争心をあらわにし夢中になるのですが、今日は「捕った!」→「満足!」だったようです。
そんな中、ペットボトルのセルビン(仕掛け漁用の穴を開けたペットボトル)がシャワー代わりとなることに気づいた男の子…にやりとし、自分の頭の上に、そして友だちの体へとかけ始めました。「つめた〜い!」喜びの声が広がります。
「もう、脱いじゃおう!」次々と、服を脱ぎ下着にパンツ一丁、もちろん靴も脱いで裸足になる子が続出。
川の中に足を入れ冷たい水を楽しみますが、もちろん遊びは面白い方へ、そしてダイナミックになっていきます。
いつもは魚を捕獲したら最後まで大切に扱われる虫かごが、今日ばかりはバケツへと変身です!
魚たちは運よく解放されラッキー♪
虫かごに川の水を汲み取り思いっきり頭の上へ。もう全身びっしょり!!
冷たい水がみんなの火照った体を冷やします。うん、今日はこれくらいが気持ちいい!
ということで、まさかの虫かごが今日一番の遊び道具となったのでした。
とは言っても、森のようちえんでは全員が全員同じ遊びをするわけではありません。
もちろん水が得意な子もいれば苦手な子もいる。虫や汚れについても然り。
だから、遊び方もそれぞれ。
濡れるのは嫌だけど、びしょ濡れになっている友だちを見て楽しむ子
裸足は抵抗あるけど、長靴を履いて川の中を歩いてを楽しむ子
お尻が真っ黒泥だらけになっても気にせず遊ぶ子
汚れが気になってすぐに着替え、それ以降は汚れないように気をつけて遊ぶ子
水が苦手だったり暑かったりで、日陰に避難して図鑑を見て楽しむ子
その子その時の体調だったり、育ってきた環境だったり、個性だったりで十人十色。
選択するのは自分。まずは、自分のスタンスで自然の中で遊ぶことを楽しむことが一番で。
でも、それぞれが自然の中で遊ぶ経験を重ねていくことで、確実に心身共にどんどん逞しくなっていく成長の過程が頼もしくて…。
楽しい!面白い!難しい!冷たい!時々、嫌だ!
いろんな感情をあらわに、夢中で真剣に遊ぶ森のようちえんの子ども達。
「ねぇ、友だちになろう!」
今日、そんな素敵な時間の共有の合間に生まれた言葉です。
照れながらも喜びの笑顔が溢れる二人。友情が深まったこの瞬間、暖かな優しい時間が流れたのでした。